Holoholo Diary 555blog

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コーヒーの家庭焙煎生活を始めたという話

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コーヒーの生豆を非電化珈琲焙煎器へ投入するの巻

しばらくブログ更新をしていなかったら、はてなブログさんから「そろそろどう?」と催促がありお久しぶりに更新。

 

コーヒー豆の焙煎(ロースト)を自宅で始めた。

きっかけは知り合いのコーヒー家庭焙煎生活。美味しくて、経済的で、意外とお手軽で、そして楽しいらしいのだ。コーヒーの生豆もフェアトレードのものが手に入ることがわかった。

そして自宅で簡単にローストできる「非電化の家庭用焙煎器」があるのだ。この焙煎器は優れもので、驚くほど上手に焙煎(ロースト)できる。また、珈琲焙煎器の開発秘話が面白い。感動的な話しである。ブラジルの無農薬有機栽培のコーヒー農園を支援するためにこの焙煎器は作られた。そんな素晴らしいストーリーが隠されている。リンクはこちら → 非電化珈琲焙煎器開発秘話

2021年3月、早速「非電化珈琲焙煎器」と「お試しの生豆5銘柄セット」を購入。わが家のコーヒー豆家庭焙煎生活は始まった。

家族二人。毎朝、二人分のコーヒーを淹れる。

コーヒー1杯分に必要な生豆は10g。2人で2杯ずつ飲む計算で、40gの生豆を使う。珈琲焙煎器の1回でローストできるキャパは50gだから、わが家では毎朝の焙煎する。

焙煎方法はいたって簡単。コーヒーの生豆を焙煎器へ投入。左右に揺らしながらコンロの火であぶるだけ。

焙煎の初日、キッチンのガスコンロを使った。調子よくいい塩梅で焙煎が進み、豆の色が変わり始め、ローストされたコーヒーの香りが漂ってきたとき、ガスコンロの完全装置が作動、火が小さくなってしまったのだ。これはマズい。翌日からガスコンロを止めて卓上カセットコンロを使うことにした。

焙煎時間は4分から5分。火をとめて焙煎器の余熱でだいたい1~2分煎る。

生豆の種類や収穫後の保存期間によって焙煎の時間はまちまちだ。煎りすぎてしまわないように注意が必要だ。頻繁に焙煎器の窓から豆の煎り具合をのぞき込んで豆の色の変化を確認、パチパチと豆の音がし始め、香ばしいにおいが漂ってきたら煎り具合を見て焙煎を切り上げる。

そのあと、豆を冷ます。熱い焙煎豆をザルに開け、ウチワで仰ぐ。豆からはがれた薄皮も取る。コーヒー豆が冷えたら10分くらい放置して、ミルで挽き、ペーパードリップでコーヒーを落とす。

焙煎したコーヒー豆には賞味期限がある。焙煎した豆は時間の経過とともに酸化して味が落ちるからだ。自宅焙煎できるとすぐに、豆の酸化を極力短くできるので美味しいコーヒーの秘訣なのだ。

そんなわけで焙煎してすぐの新鮮なコーヒーはとんでもなく美味い。酸化していないコーヒーの味がこんなに美味しいとは知らなかった。

街中のカフェで飲むのも市販の珈琲豆を購入するのも、これからはすっかり少なくなってしまいそうである。

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焙煎を失敗しないように毎日「焙煎のデータ」をとっている。焙煎した豆をサンプルに取り、コーヒーの「銘柄」「焙煎時間」「味」を記録する。淹れたてのコーヒーを飲みながら、豆の種類と煎りでこんなに味が変わるものかと、毎日驚き感動している。

コーヒー好きが家庭焙煎にハマってしまう気持ちがわかる気がする。

無心で焙煎器を振る焙煎のひと時は禅の精神にも通じる心の安らぐ時間でもある。

毎日の家庭焙煎が楽しくなってきた。