ほぼ毎週末、半日だけ通うところ。それは横浜市と町田市の境に位置する里山、谷戸の田んぼです。気の合う仲間たちと「米づくり」「野菜づくり」に取り組んでいます。
里山の自然のなか、土や泥と戯れ、黙々と励む野良仕事。日々の暮らしの「元気の源」です。こういう場所を『パワースポット』と呼ぶんですね。ありがたい。
先週末も足を運びました。
この日のミッションは田んぼの『水抜き』。田んぼの水をすべて抜き、稲刈り準備です。スコップとクワで田んぼの畦(あぜ)道の3か所を崩し、水を水路に流します。
そして僕らは少し高い場所にある切り株に腰を下ろし、田んぼの水が徐々に抜けていく様子を眺め、長閑に流れる秋の時間を楽しみます。気持ちの良い秋風に吹かれると極楽、極楽。やわらかな陽ざしが眠気を誘います。
稲刈りは10月末~11月初旬。あと1か月ほどあります。台風対策は先々週に終了。稲が風雨で倒れないように、隣り合った稲を4本から6本束ねて麻ひもで縛りました。
来週からは田んぼの隣にあるショウガ畑のお世話が中心になります。
ナスにオクラ、カボチャに新ショウガとまだまだ「収穫の秋」は続きます。喜びは大きいです。
さて、田んぼと畑の野良仕事が暮らしに欠くことのできないルーティンになって3年。
今年のコロナ禍のピリピリした重苦しい東京生活を一掃してくれるのが「田んぼの力」です。
「田んぼがあって、ほんとうに良かったよ」
神様に感謝する日々です。