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落合貴之の国政報告会 2024.6.8

落合さんの国政報告会

2024年6月8日。落合さんの国政報告会に行ってきた。

落合さんは地元世田谷区選出の衆議院議員。3.11の東日本大震災がきっかけで、日本の政治があまりにもダメダメなのに気がつき、いままで政治に無関心だった自分の生き方を深く反省、まずは身近な地元の政治家に頑張ってもらいたいと自分に近い考えの政治家が当時33歳だった落合さんだった。

落合さんは企業から献金を受けずに個人献金だけで政治活動をしている数少ない議員である。当時も今もそれは変わりない。クリーンで嘘を使いない庶民出身の人柄が信用できたので個人的に彼を支援している。

文句を言っているだけじゃ何も変わらないよ

政治は自分たちの生活に直結する身近なことである。
税金も社会のルールも社会福祉の内容も医療費の負担も自分たちが選んだ政治家が関係して決まっていくので、無関心ではいられないし、彼らが半端な仕事をしていたら怒らなくてはならないのだ。

自分の住む自治体、都道府県、そして国の政治に関わる議員たちで、自分の考えに近い人を応援するようにしている。毎日ニュースから流れてくる法律では罰せられないネコババ議員の悪事にただ文句を言っているだけでは何も状況は変わらない。少しでも未来を明るくしたい気があるのであれば、自分のアタマで考え、何か行動するべきだと思う。

日本社会の課題

報告会の1週間ほど前に珍しく本人から連絡があったので、都合をつけて出席したら、400名入る成城ホールはほぼ満席だった。高齢の支持者の方を気遣って(終了時間が遅くならないように)18時30分から19時30分という1時間の報告会。内容も簡潔でとってもわかりやすかった。

落合さんが感じている日本社会の課題を話してくれた。

(1)高齢者の社会福祉
高齢者が増え、2030年にはそのなかの約1割の人が認知症を占める。そうなると認知症の方は銀行口座から現金が引き出せない。引き出せない弊害、現金が使えなくなる影響がでてくる。元銀行マンの落合さんは、いまの現金をもらう(年金支給)社会福祉からお金がかからない社会福祉(無料で福祉が受けられる)にシフトしていかなければならないと考えている。

(2)教育の問題

AIが社会に及ぼす影響は予想以上に大きい。学校教育はAIの導入で大きく変わり、教師の仕事の質がかわると。知識を教えるのはAIに任せられる。教育現場の人の仕事は、コミュニケーション(=遊びのプロ)に関わることになるなるだろうというのが落合さんのすぐそこの未来予測である。

(3)外交の努力

いまの日本のウィークポイントは外交である。明治の初めも昭和の初めも外交が頑張っていたので国と国が対等に向き合ってこれていた。それがここのところの日本外交は仲のいい国に行ってお金を払う(差し出す)ことで成り立っている関係ばかり。これでは外交と言えない。という落合さんお見立てに自分も強く同感する。
外交官の人材不足もあるという。交渉力のある優秀な人材は民間企業へ。外資系企業などで活躍しているようだが、このまま日本外交に優秀な人材がつかなければこれからどうなっていくのだろうか。

この課題に向かって、落合さんがどのような具体策を持ってリーダーシップをとっていくのかとても期待しているし、ぜひ頑張っていただきたい。

困った国会の決まり

ゲストに政治評論家の有馬晴海さんが当たり前のことだけど改めて指摘されていたこと。

どんなに良い法案でも野党が提出したものは国会では通らない。
どんなに酷い法案でも与党が提出したものは国会を通ってしまう。

国会の法案は多数決で決まるからね。

悲しいかなその通りである。
たとえ与党の4割が法律では罰せられない酷いネコババ国会議員だとしても、国会決議一票は一票。まさにいま議論されて『政治資金規正法改正法案』のことである。

ネコババ議員でも一応国民から選ばれている。何とも不思議な国である。少しでも社会を良い方向に向かわせたいと(まだあきらめずに)思っている自分としては、やはり選挙が重要である。選挙ではネコババ議員を落選させ、真面な候補者に投票する。めげずにこれを続けることしかない。

若い人に向けて

ゲストの有馬さんからの「総理大臣になったら何をしたいか」という質問に落合さんは「若い人たちが将来やりたいことのできる社会をつくりたい」と答えた。

企業献金をもらわず個人献金だけで政治活動をする44歳の落合さん、東京・世田谷区民の代表の国会議員として庶民生活と若者のために頑張ってください。