Holoholo Diary 555blog

自転車とアップサイクルでミニマムインパクトな暮らしへ。55nat.com ナット&カンパニー 白猫屋 のブログ

自転車のホツレた荷物バッグ、修理へ。

荷物がたくさん積める便利な自転車

一度使ったら、便利で手放せなくなってしまう禁断の自転車、カーゴバイク

仕事やら日常生活やらでお世話になっている僕のカーゴバイクは、米国エクストラサイクル社のカーゴバイク改造キット「フリーラディカル」を購入し、自分の持っている古いマウンテンバイクの後ろに取り付けたもの。これだけで簡単に荷物をたくさん積める自転車が出来上がるのだから、米国エクストラサイクル社「フリーラディカル」はとっても優れた自転車改造キットである。

古い自転車をアップサイクルできるという考え方も素晴らしい。

仕事の荷物の運搬に活躍するカーゴバイク

自転車の車輪も積めちゃうカーゴバイク

商店街の旗100枚を楽々運搬できるカーゴバイク

宅急便に出す荷物もすっぽり載せられるカーゴバイク


荷物バッグをリペアに出す

自分の生活に欠かすことのできない便利なカーゴ自転車も使い始めてからから今年で13年。頑丈だったナイロンオックス製の荷物バッグが破れてきたので、リペアに出すことにした。

以前、メッセンジャーバッグの裏地の張替えをお願いしたことのある Revel Work Craft のショーコちゃんにバッグのダメージ状況を確認してもらい、修理をお願いすることにした。

修理の方法は優れた縫製技術とヘビーデューティーな製品づくりの経験とアイディアが豊富な Revel Work Craft さんにお任せすることにした。

どんな風にリペアされて戻ってくるのか楽しみである。

さて、荷物バッグをリペアに出す前にまず、洗濯。
長年の汚れを落とし、ひとまず「13年間。ご苦労さま!」と声をかけた。

振り分け荷物バッグを洗濯

自転車とソフトクリーム

真夏のサイクリングといえば、途中で食べる美味しいソフトクリーム。
暑さをやわらげ、一息入れて。元気も出るし、食べる楽しみもある。

去年、埼玉県志木市の羽根倉橋のたもと荒川沿い(右岸)にオープンしたソフトクリームの店「KURU(クル)」は、自転車関連の製品企画と総合卸を生業とする企業、東京サンエス(株)さんがプロデュースする、週末だけ営業するお店である。

*東京サンエス「SAN-ESU BASE 羽根倉通り」の建物の2階にソフトクリーム店KURUとショールームのUX(ユーエックス)がある

自転車関連製品の企画及び総合卸を営む創業96年の東京サンエス(株)のソフトクリーム

2023年7月16日でちょうど1周年!

1年ぶりにスタッフの皆さんに会いに出かけた。

週末は37度を越える猛暑日。さすがに自転車で行くのは断念し、電車とバスを乗り継いだ。

事前にバスの時刻表をチェックしてきたはずが、志木駅から乗るバスを間違えて、結局は炎天下を2キロも歩くはめに。汗だくで辿りついた目的地、KURUではソフトクリームが待っていた。抹茶トッピングとサクサククッキーの香ばしい風味の特製ソフトクリームで、ぐったりしていた僕の心と身体は生き返った。

自転車とソフトクリームとショールーム

KURUには駐輪場はもちろん、自転車用のラックも当然完備されている。
愛車を店内に持ち込むこともOKだ。
窓からは青空と土手を吹く風に美しくなびく緑の景色が眺められ、心が安らぐ。

お店にはソフトクリームのほか、コーヒーと特製ソーダもメニューに並ぶ。

水分補給のためのステーションとして、冷たい水がピッチャーにたっぷり用意されていて、サイクリストへの細かな心づかいが伝わってくる。

お店の奥には自転車製品のショールームが併設されている。
誰でも自由に見学ができる。スタッフから製品の説明やアドバイスも受けられる。
例えば自転車のハンドルはカタログに載るすべての種類、すべてのサイズが揃っている。実際に手にとってフィーリングを確かめたり、他の製品と比較したりもできるのでありがたい。カタログ写真ではわからない実物の細かな造りや機能、デザインなどを確認できるので、自転車の購入を検討している人やアップデートを計画中の人にはとても参考になると思う。詳しくはKURUとUXの下記のリンクを。

・ソフトクリーム店「クル」 → KURU

・東京サンエス「SAN-ESU BASE 羽根倉通り」シュールーム → UX

1周年記念KURU来店者写真展

東京自転車製造卸協同組合の玄関扉

KURUに行くことの個人的な楽しみが、お店の入り口の「レトロな扉」。
かつて東京上野御徒町にあった『東京自転車製造卸協同組合』の玄関扉である。

組合のビルの解体を知った東京サンエス(株)の坂井社長が、迷わず引き取りを決意。解体前にこの玄関扉を救ったという、世代を超えて引き継がれた歴史的な扉である。

その扉が移設されて現在、KURUの入り口の扉である。
このガラス張りの観音扉を通して見る風景はなかなか風情がある。
扉を開けてお店に出入りするときに感じる気分の良さは格別なものがある。
東京自転車製造卸協同組合の金箔文字も泣かせる。

ぜひ皆さん、機会をつくって一度お訪ねしていただきたい。

荒川サイクリングのお休み処

実は僕の荒川サイクリング体験というのは、お恥ずかしながら2年前の2021年の7月が初めて。東京サンエス(株)の坂井社長とツカさんのお誘いで、オープン前のKURUから川越方面へ2時間ほどのんびり三人で走ったときのことである。

河川敷は延々とゴルフ場が続き、空は広く開放感があった。気持ち良く爽快な走りを楽しめたが、夏の直射日光はやはりきついものがあった。ひと休みできる木陰か休憩所があったら、夏のサイクリングの厳しさを少しは軽減できるのにと思った。

KURUが去年の夏にオープンし、荒川サイクルロード沿いに貴重なサイクリストの休憩スポットができた。

荒川サイクリストは朗報。夏の炎天下の憂鬱から少しは救われたのではないか。

バンフマウンテンフィルムフェスティバル2023。10月開催決定!

今年もバンフ映画祭(Banff Mountain Film Festival)が日本にやってきます!

「バンフマウンテンフィルムフェスティバル」(以下、バンフ映画祭)って何よ?という方にご説明を少しばかり。

バンフ映画祭は毎年11月、カナダ・アルバータ州バンフで開催される30年以上の歴史を持つ世界最高峰のアウトドア映画際です。
アドベンチャースピリット、山岳カルチャー、自然環境の素晴らしさを称えた短編のドキュメンタリー作品300本以上が世界中から応募され、そのなかから優秀作品が選ばれます。
さらにその受賞作品から厳選されたものがバンフ映画祭ワールドツアーとして世界各国で上映されるのです。

今年もまた日本にやってきます。

秋の上映に先立ち、先日、メディア&関係者向けの試写会がありました。
バンフ映画祭ワールドツアー上映予定の12作品のうち7作品を観ましたが、自転車、サーフィン、カヤック、スキー、クライミング、野生動物などをテーマに地球環境の素晴らしさや問題を考えさせられる秀作ぞろいでアウトドアの魅力を存分に楽しめるものでした。

バンフ映画祭ワールドツアー東京での上映は10月7日から9日までの3日間。
JR山手線「大崎」駅から歩いて1分の「ゲートシティ大崎」が会場です。
メイン会場のほかに小学生以下の子供さんと親が一緒に映画を楽しめる「親子ルーム」もあるので、専用モニターの前でゆったりリラックスして映画を楽しむというスタイルもおススメです。

バンフ映画祭の詳しい情報は公式ウェブサイトで確認してください。

www.banff.jp

100%アップサイクルのワラーチサンダル!

アップサイクルなワラーチサンダル

アップサイクルがご縁でお付き合いのある童里夢工房(どりーむこうぼう)さん。
この工房で企画製作するワラーチサンダルがなんとも素晴らしい。

使用済みのタイヤとクライミングロープをアップサイクル!

なんと、廃棄物として捨てられる運命だった二輪車のタイヤとクライミングロープからできている100%アップサイクルな製品なのだ。

ワラーチが出来上がるまでの製作工程を見学させてもらう機会がありました。

切ったり、削ったり、穴をあけたり、研磨したりと、想像していた以上に手間のかかる様々な工程を経て、一足のワラーチサンダルが完成するのです。しかもスタッフたちのハンドメイドによる丁寧な作業に情熱を感じ、ますます感動しました。

工房の見学と説明を終えてすぐに、自分用のワラーチを注文して使い始めたのが3年前の2020年でした。

ワラーチサンダルをウォーキングに

それからときどき近くの公園のウォーキングにワラーチを使います。

最初は地面がダイレクトに伝わってくるソールに慣れずに、足がすぐ疲れてしまいました。履きなれてくると、足の裏の刺激が気持ちよく感じられます。歩き方のバランスで体幹を意識できるようにもなりました。

ワラーチ体験を積み重ねていくうちに、このアップサイクルなワラーチがますます好きになってしまいました。

白猫屋でワラーチサンダル

実際に使ってみて、環境にもカラダと精神の健康にも良い影響を与えてくれるこのワラーチを白猫屋(インターネットショッピングサイト)で販売することにしました。

童里夢工房オリジナル100%アップサイクル「ワラーチサンダル」のサイズは24cm、25cm、26cm、27cmの4種類。それぞれ鼻緒の色柄の異なる1点モノです。

ご購入は白猫屋へお越しください。

白猫屋

 

ワラーチサンダルにご興味のある方、童里夢工房のスタッフさんのブログ記事をぜひご覧ください。

HUARACHE FACTORY produced by 童里夢工房

 

 

多摩川の放射能汚染の調査★2023年6月

多摩川放射能汚染の調査を2015年から

今年(2023年)も多摩川の水にどれくらいの放射能が残っているのかを確かめる定例調査に参加しました。


この調査は市民による市民のための環境調査団体「たまあじさいの会」により、毎年1回、継続的に実施されています。

多摩川の上流から河口までを調査

多摩川の上流(一ノ瀬渓谷)から東京湾へ至る河口部(沖の岸)までの15地点にリネン布を設置、リネン布に吸着した珪藻(けいそう)類の放射能を測定するものです。

僕の担当する調査地点は多摩川中流域、東京都世田谷の砧浄水場取水口付近です。毎年にほぼ決まった場所にリネン布を3日間、72時間設置して調査します。

6月は雨による川の増水が頻繁な時期なので、3日間の天気を慎重に検討して、安全に気を使いながら、リネン布の設置日と回収日を決めなくてはなりません。川の増水が極端でない、安定した水位の測定日の3日間を設定するのがなかなか難しいのです。

リネン布を設置

川底にリネン布を設置した後、僕は毎回、神に祈ります。
どうか、リネン布が流されずに76時間後の回収の日にここにこのまま残っていますように、と。

リネン布を回収

3日後の回収日を迎えました。
自転車をとばしてリネン布の設置地点へ。

川の水位は20センチほど低くなっていました。リネン布は川底にへばりつくように残っていました!
今回も無事に回収できてよかった。このときの安堵感といったら何と言い表して良いのやら。

リネン布に吸着した珪藻(けいそう)類の放射能を測定

回収したリネン布は、乾かしてから日ノ出町の市民放射能監視センター「ちくりん舎」へ送りました。リネン布はちくりん舎のゲルマニウム半導体検出器により放射能測定が行われて、その結果は2023年度の多摩川流域の放射能線量調査としてまとめられて、後日、たまあじさいの会より公開される予定です。

過去の測定結果はたまあじさいの会のウェブサイトで確認できます。 → こちら

そして、市民環境調査団体「たまあじさいの会」からのお知らせ。
活動や調査に参加してみたい方、見学してみたい方はお気軽に「たまあじさいの会」ウェブサイトからお問い合わせください。

 

植物原料プラスチックの電子マネーEdyカード、崩壊の危機

SONY電子マネーEdyがスタートして間もない頃だったから、おそらく2000年か2001年だったと思う。1999年から始まったばかりの環境配慮型製品・サービスに関する展示会「エコプロダクツ展」に出店していたSONYブースでこの植物原料プラスチックのEdyカードを頂いた。

経年劣化。プラスチックカードの崩壊

普段は交通系電子マネーSUICAを使うので、Edyカードを使うのはせいぜい年に2回か3回くらい。自分の生活にEdyは必要ないといえる。

そんなほとんど使わないEdyカードを1年ぶりの出してみると、プラスチックカードの表面から細かな粉が‥‥。

印刷も削れて消えかかっている。

電子マネーのチップも露出し始めた。

経年劣化でせいで植物原料プラスチックが崩壊し始めたようである。

Edyカードの残金は1,074円だった。
崩壊する前に電子マネーの使ってしまおうと、Edyの使えるお店をチェック。
わが家の常備品レトルトカレーを2個買い、カフェラテを飲んで残金をすべて使った。

 

電子マネーのチップが露出し、プラスチックの粉が表面から出てくるEdyカードを前にして、「植物原料プラスチック」ってどうなのよ?と、モヤモヤ感がわいたので、自分のメモとして調べてみた。

植物原料プラスチック

「植物原料プラスチック」とは、植物などの再生可能な有機資源を原料として使用するプラスチック素材のことらしい。

従来の化石資源由来のプラスチック製品は燃やすと二酸化炭素を排出するが、植物が原料のプラスティックだと植物の成長過程でCO₂を吸収しているから、焼却処分されて二酸化炭素が排出されても、実質的に二酸化炭素を排出していないとみなすことができる(これをカーボンニュートラルと言う)。よって、植物原料プラスチックは二酸化炭素の差し引きで、環境負荷を抑えることになるっていうことらしい。
こういう差し引き論って、本気で環境問題に取り組んでるとは言えないんじゃないかと僕は思う。

生分解性プラスチック・・分解されて自然に戻る

そしてもう一つ。

植物原料プラスチックのなかでも使用後分解されて自然に戻るプラスチックとそうでないものがある。生態系に入ったときに微生物で分解されるプラスチックは「生分解性プラスチック」と呼ばれている。例えば、サトウキビなどから製造される植物原料プラスチックのバイオPEは生分解性が低いため「生分解性プラスチック」ではないそうである。一概に植物原料だから自然界で分解されて循環すると考えることはできないのか。

生分解性プラスチック」は最終的には水と二酸化炭素に分解されて自然に還る。最近問題視されている海洋プラスチックのごみ問題などの解決に貢献できるかもしれない。

そんな環境に優しい「生分解性プラスチック」も従来のプラスチックと混ぜると生分解性機能が失われるので決して混ぜてはいけないとのこと。自然界で資源を循環させるためには面倒だけれどやはり『分別』が大切なんだな。

いままで深く考えず、植物原料プラスチックは「環境に良さそう」なんて思っていたけどね。目の前で朽ちかけていく植物由来のプラスチック製Edyカードを眺めながら、環境に良さそうな製品を選択する前に、できるだけ余計なものは買わず、あるものを長く使っていくことが何よりも環境に優しいとあらためて思う。

 

打ち合わせは自転車でね。

多摩川サイクリングロード

移動はできるだけ自転車でね

仕事で外出するときはできるだけ自転車を使って移動することにしている。

二酸化炭素の排出云々という環境面の配慮もなくはないんだけれど、自転車の移動は楽しいのである。

何が楽しいかって、カラダを動かすのは楽しいし気持ちが良い。自転車の走る速度は周りに見える緑や自然を眺めるのにはちょうどいい。面白そうなお店や食べ物屋さん、気持ちのいい公園や休憩場所など、新しい発見も多い。時間が許される限り、道草もできる。

多摩川サイクリングロードで快適な移動

久しぶりに多摩川のサイクリングロードを走った。
打ち合わせ先の府中の童里夢工房さんまで片道12㎞。移動ルートはサイクリングロードが使えたのでありがたい。

午前中のサイクリングロードの人通りはそれほど多くない。

散歩の人、ジョギングの人がちらほら。犬の散歩の時間帯からは外れているらしい。
ロードバイク(自転車)の人とはときどきすれちがった。
ヘルメットにサングラス、引き締まった身体つきのサイクリストが前から近づき、後ろへ去っていく。すれ違い際に相手の顔をちらっと見る。皆さん、顔には深いシワが刻まれているが、とてもその年齢からは想像もつかないほどの現役感!
若者とかわらない大先輩たちの軽快な走り(ペダリング)に驚いてしまう。

でもまぁ、この時間帯(平日午前中)にロードバイクを颯爽に走らせることのできる人たちといったら?と、考えてみると、平日サイクリストの顔ぶれに納得せざるを得ないのである。

そんなことを思いつつ、自転車往復24㎞、午前中にアップサイクルの打ち合わせを終えて帰ってきた。

頭も身体も自転車のおかげで快調。
自転車、ありがとう!