Holoholo Diary 555blog

自転車とアップサイクルでミニマムインパクトな暮らしへ。55nat.com ナット&カンパニー 白猫屋 のブログ

自転車とソフトクリーム

真夏のサイクリングといえば、途中で食べる美味しいソフトクリーム。
暑さをやわらげ、一息入れて。元気も出るし、食べる楽しみもある。

去年、埼玉県志木市の羽根倉橋のたもと荒川沿い(右岸)にオープンしたソフトクリームの店「KURU(クル)」は、自転車関連の製品企画と総合卸を生業とする企業、東京サンエス(株)さんがプロデュースする、週末だけ営業するお店である。

*東京サンエス「SAN-ESU BASE 羽根倉通り」の建物の2階にソフトクリーム店KURUとショールームのUX(ユーエックス)がある

自転車関連製品の企画及び総合卸を営む創業96年の東京サンエス(株)のソフトクリーム

2023年7月16日でちょうど1周年!

1年ぶりにスタッフの皆さんに会いに出かけた。

週末は37度を越える猛暑日。さすがに自転車で行くのは断念し、電車とバスを乗り継いだ。

事前にバスの時刻表をチェックしてきたはずが、志木駅から乗るバスを間違えて、結局は炎天下を2キロも歩くはめに。汗だくで辿りついた目的地、KURUではソフトクリームが待っていた。抹茶トッピングとサクサククッキーの香ばしい風味の特製ソフトクリームで、ぐったりしていた僕の心と身体は生き返った。

自転車とソフトクリームとショールーム

KURUには駐輪場はもちろん、自転車用のラックも当然完備されている。
愛車を店内に持ち込むこともOKだ。
窓からは青空と土手を吹く風に美しくなびく緑の景色が眺められ、心が安らぐ。

お店にはソフトクリームのほか、コーヒーと特製ソーダもメニューに並ぶ。

水分補給のためのステーションとして、冷たい水がピッチャーにたっぷり用意されていて、サイクリストへの細かな心づかいが伝わってくる。

お店の奥には自転車製品のショールームが併設されている。
誰でも自由に見学ができる。スタッフから製品の説明やアドバイスも受けられる。
例えば自転車のハンドルはカタログに載るすべての種類、すべてのサイズが揃っている。実際に手にとってフィーリングを確かめたり、他の製品と比較したりもできるのでありがたい。カタログ写真ではわからない実物の細かな造りや機能、デザインなどを確認できるので、自転車の購入を検討している人やアップデートを計画中の人にはとても参考になると思う。詳しくはKURUとUXの下記のリンクを。

・ソフトクリーム店「クル」 → KURU

・東京サンエス「SAN-ESU BASE 羽根倉通り」シュールーム → UX

1周年記念KURU来店者写真展

東京自転車製造卸協同組合の玄関扉

KURUに行くことの個人的な楽しみが、お店の入り口の「レトロな扉」。
かつて東京上野御徒町にあった『東京自転車製造卸協同組合』の玄関扉である。

組合のビルの解体を知った東京サンエス(株)の坂井社長が、迷わず引き取りを決意。解体前にこの玄関扉を救ったという、世代を超えて引き継がれた歴史的な扉である。

その扉が移設されて現在、KURUの入り口の扉である。
このガラス張りの観音扉を通して見る風景はなかなか風情がある。
扉を開けてお店に出入りするときに感じる気分の良さは格別なものがある。
東京自転車製造卸協同組合の金箔文字も泣かせる。

ぜひ皆さん、機会をつくって一度お訪ねしていただきたい。

荒川サイクリングのお休み処

実は僕の荒川サイクリング体験というのは、お恥ずかしながら2年前の2021年の7月が初めて。東京サンエス(株)の坂井社長とツカさんのお誘いで、オープン前のKURUから川越方面へ2時間ほどのんびり三人で走ったときのことである。

河川敷は延々とゴルフ場が続き、空は広く開放感があった。気持ち良く爽快な走りを楽しめたが、夏の直射日光はやはりきついものがあった。ひと休みできる木陰か休憩所があったら、夏のサイクリングの厳しさを少しは軽減できるのにと思った。

KURUが去年の夏にオープンし、荒川サイクルロード沿いに貴重なサイクリストの休憩スポットができた。

荒川サイクリストは朗報。夏の炎天下の憂鬱から少しは救われたのではないか。